日中翻訳コンテスト  2023年3

              

 


『細雪』是谷崎潤一郎50歳時期的長編小説。小説以1936年(昭和11年)秋到1941年(昭和16年)春期間大阪的妻子的娘家為舞台、描寫當時阪神地區的中流上層的摩登女性四姉妹的日常生活中的悲喜的作品。故事中本家女主人大姐鶴子, 分家女主人二姐幸子以作者之妻為模特爾。三姐雪子,四妹妙子。圍繞雪子和妙子提親,拒婚,以及幸子的婚姻生活, 展開故事, 故事從戰前開始描述,途中中斷,直到戰後的1948年才最終完成。故事被搬上舞台,並多次被拍攝成電影。本サロンは2023年1月から12月まで12回分けて『細雪』の弟一部の全部および弟二部の一部分を翻訳コンテストを採用させて頂きます。

 

 

 

谷崎潤一郎 細雪―3』:  「財産は」 「財産云うては別にないねん。田舎に母親が一人あって、その人が住んではる昔の家屋敷と、自分が住んではる六甲の家と土地とがあるだけ。―――六甲のんは年賦で買うた小さな文化住宅やそうな。まあ知れたもんやわ」「そんでも家賃助かるよってに、四百円以上の暮し出来るわな」「どうやろか、雪子ちゃんに。係累はお母さん一人だけ。それかて田舎に住んではって、神戸へは出て来やはれへんねん。当人は四十一歳で初婚や云やはるし、―――」 「何で四十一まで結婚しやはれへなんだやろ」「器量好みでおくれた、云うてはるねん」「それ、あやしいなあ、よう調べてみんことには」「先方はえらい乗り気やねん」「雪あんちゃんの写真、行ってたのん」幸子の上にもう一人本家の姉の鶴子がいるので、妙子は幼い頃からの癖で、幸子のことを「中姉ちゃん」、雪子のことを「雪姉ちゃん」と呼びならわしたが、その「ゆきあんちゃん」が詰まって「きあんちゃん」と聞えた。「いつか井谷さんに預けといたのんを、勝手に先方へ持って行かはってん。何やたいそう気に入ってはるらしいねんで」「先方の写真ないのんか」   (470)

 

2023年3月の日中翻訳優秀答案当選者8名: 小林里香、蒋カニ 神山千沙子、陳美娟、周静芳、江川美帆、田村千穂、内田澄江 努力翻訳者:張心頴 劉慶峰劉倩、井伊幸広江田忠衛井伊幸広


  谷崎潤一郎 細雪―3』: 幸子接着问:“那么,家产呢?,“说起家产来,真还说不上什么家产。故乡里还有母亲一个人生活,她住的地方是从前的旧屋子。本人现在所有的只是他居住在六甲的房地产。这是本人用薪水按年分期付款购买的小小的西洋风住宅。也算不上什么财产。便宜就好,,而且住的是400元以上的住宅。雪子怎么想呢? “  “家里的负担不过也就是一个母亲。而母亲也坚持住在乡下并不打算来神户。本人又是41岁的初婚……。 “为什么直到41岁还没结婚呢?” “本人只说因为相貌标准高而耽误了结婚。”,“这有点儿怪,得调查调查好。”“对方对雪子相当有意思。” “雪子的照片寄去了吧”。幸子上面还有一个叫鹤子的堂姐。妙子从小就称幸子为二姐,称呼雪子为雪姐,说快了就成了康姐。” 幸子说: ”先前,我把雪子的照片寄给了井谷小姐,她顺手就拿给了对方,对方对雪子十分中意。“ “我们却没有对方的照片呀。” (翻译:小林里香)