日中翻訳コンテスト  2023年2

              

 


『細雪』是谷崎潤一郎50歳時期的長編小説。小説以1936年(昭和11年)秋到1941年(昭和16年)春期間大阪的妻子的娘家為舞台、描寫當時阪神地區的中流上層的摩登女性四姉妹的日常生活中的悲喜的作品。故事中本家女主人大姐鶴子, 分家女主人二姐幸子,以作者之妻幸子為模特爾。三姐雪子,四妹妙子。圍繞雪子和妙子提親,拒婚,以及幸子的婚姻生活, 展開故事, 故事從戰前開始描述,途中中斷,直到戰後的1948年才最終完成。故事被搬上舞台,並多次被拍攝成電影。本サロンは2023年1月から12月まで12回分けて『細雪』の弟一部の全部および弟二部の一部分を翻訳コンテストを採用させて頂きます。

 

 

谷崎潤一郎 細雪2』:  「井谷さんが持って来やはった話やねんけどな、―――」「そう、―――」 「サラリーマンやねん、MB化学工業会社の社員やて。―――」 「なんぼぐらいもろてるのん」 「月給が百七八十円、ボーナス入れて二百五十円ぐらいになるねん」 「MB化学工業云うたら、仏蘭西系の会社やねんなあ」 「そうやわ。―――よう知ってるなあ、こいさん」 「知ってるわ、そんなこと」 一番年下の妙子は、二人の姉のどちらよりもそう云うことには明るかった。そして案外世間を知らない姉達を、そう云う点ではいくらか甘く見てもいて、まるで自分が年嵩のような口のきき方をするのである。「そんな会社の名、私は聞いたことあれへなんだ。―――本店は巴里にあって、大資本の会社やねんてなあ」 「日本にかて、神戸の海岸通に大きなビルディングあるやないか」 「そうやて。そこに勤めてはるねんて」 「その人、仏蘭西語出来はるのん」 「ふん、大阪外語の仏語科出て、巴里にもちょっとぐらい行てはったことあるねん。会社の外に夜学校の仏蘭西語の教師してはって、その月給が百円ぐらいあって、両方で三百五十円はあるのやて」  (465)


 2023年2月の日中翻訳優秀答案当選者7名: 小西楽平 小林里香 陳美娟、周静芳、江川美帆、田村千穂、内田澄江 努力翻訳者: 司馬光輝井伊幸広江田忠衛劉倩、神山千沙子


 谷崎潤一郎 細雪』:  妙子说:“这对象是井谷小姐给雪子介绍的…”  “是这样啊…” ,妙子接着说: “他是个公司职员,在MB化学工业公司工作…”  “收入有多少?”  “月薪一百七八十圆,加上奖金大概有二百五十圆上下。”  MB化学工业可是法国的企业吧。” 幸子 “对呀。…你什么都知道。小妹” 。“我当然知道。这么简单的事儿” 。姐妹中最年幼的小妹妙子对这种事情比两位姐姐中的无论哪一位都清楚。意外的是不太懂世事的姐姐们看不起社会上的事儿。説话时总带着长辈的口气。 幸子说: “这公司的名儿我可没有听说过。”  妙子接着说下去:“ …总公司在巴黎,是资本雄厚的大公司哇。” 幸子问: “在国内,神户的海岸通是不是有一栋大厦? , “对,他就是在那里工作。” 幸子接着问:  “他会説法语吗?”  “会的,他是在大阪外国语大学法语系毕业,也在巴黎逗留过一段时间。他还在夜校兼职教法语,那边的月薪有一百圆,两边加起来可是有三百五十圆。  (翻译: 小西乐平,小林里香)