日中翻訳コンテスト  2007年1月

           


2007年1月の優秀答案当選者5名: 冷静(東京都)、木村早苗(青森県)、小林敦子(佐賀県)、山中恵美(香川県)、中田彰明(滋賀県)



「人間は美しい」:人間は美しい老いも若きも、男も女も美しい。その美しさと器量の良しあし、才能の有無など、無関係である。生きているだけで美しいのである。奇跡の惑星である人間に、「生きている」という事実以外に、何の付け足しがいるというのだろう。人間を人間と考えずに、残虐のかぎりを尽くして、大量殺戮をやってのけるのも、また人間である。しかし、それは大いなる錯誤をもった人間は怒りや敵意など、否定的な感情に支配される。その錯誤の正体は「自分が自分である」ことに自信を持てない不安感である。人間は、自分と他人の比較という罠に陥り、「自分が自分でない」ものになろうとして、悪あがきをする。そこに人間の幼さがある。しかし幼い自分も、そのまま受け入れてあげると、人間の美しさが見えてくる。悟った者も悟らぬ者も、人間であることにはかわりはない。今日も安心して「人間屋さん」をやっていれば、いいのである。そんな単純なことを親や教師が理解しないから、子供たちまでが悪あがきをして、イメジやら自殺をしてしまう。明日死ぬかもしれないのに、進学、就職、結婚という未来の幻想にために、「今」を犠牲にしてしまう愚かさに気づきさえすれば、ますます人間は本来の美しさを発揮することになる。(町田宗鳳)
 


 
 
「人美好」:「人人都「美」,不管老,也不管少,不管是男,也不管是女。「美」和度量的大小和才能的有无没有系。人只要活着就是美 。但是,犹如充奇迹的惑星般的「人」 除了“活着”个事以外缺点儿什?人不把自己看成是人,竭尽残暴之能事行大量的也是「人」。犯这样过失的人除了「怒」、「意」之外、他是被一否定人社会的感情所支配。这样失源于他没有「我就是我」的自信而生的不安感。人往往自己陷入和他人比的陷井之中,他明自己「我并不是我」而坏事做就是人的幼拙。但是,如果一个人,把自幼的天真注入自己心中而成长起来的话,自然可以体出人的美好。既有大大悟的人,也有死不省悟的人。如果不于从今天始有心一家「塑造人之店」的,可是一件好事。由于这样简单的道理父母和教也不理解,怪孩子也坏事做,同学,上吊自了。如果一个人想到死去的日子并不是「今天」而是「明天」,从而实现「升学」、「就」、「婚」的梦想而摒弃「今天」的蠢愚的,本来的美コ将得到发扬。」(:冷静)