2006年1月の優秀答案当選者5名: ★尾張佳光(京都市)、井上里美(大阪府吹田市)今谷由香(仙台市)、中尾武雄(名古屋市)、上田美春(山形県) 民族再生への祈り 鑑真和上の3:その時、鑑真はきびしく弟子を叱ります。霊祐は悔いてわびますが、鑑真は会おうとしません。夜の八時から朝の四時まで立ったまま、罪をわびること六十日にして、やっと許してもらえました。天の使命をはばむ者に対する激しい怒りです。また、愛弟子の祥彦が死を前にして、「和上はお目覚めだろうか。お別れをしたい」と言う。鑑真が香をたく中、祥彦は一声、仏を唱えて息絶えます。その時、鑑真は、「彦よ!彦よ!」と幾度も名をよびながら慟哭しました。労苦をともにし、生死をかけて誓いあった師弟の愛に心うたれます。鑑真が住んでいた奈良の唐招提寺には、当時の面影をのこす戒壇が今もある。私は、その前にたたずんで、しばし鑑真和上のことを偲んだ。 民族再生的祈愿
鉴真和尚之三:
就在那时,鉴真很严厉地批评了弟子灵祐。灵祐感到后悔,向鉴真道歉,但鉴真不愿和灵祐见面。灵祐从夜里八点站到清晨四点,他为了谢罪,整整站了六十天,鉴真这才宽恕了他。这是鉴真对于阻止他实现上天使命的阻碍的激怒。还发生了这样一件事:鉴真的得意弟子祥彦在临终之际说:“鉴真和尚醒了吗?我想和他告别。”
鉴真在给祥彦烧香中,祥彦只念了一句佛,就断气了。那时,鉴真不迭声地边叫着:「祥彦!祥彦!」边失声恸哭。发誓生死与共的师徒之间的爱令人感动不已。在鉴真住过的奈良的唐招提寺里,现在还有映照过鉴真面影的戒坛。我伫立在那个戒坛前,久久地,久久地怀念着鉴真。「翻译者:
尾张佳光」 |