2005年8月
2005年8月中訳の優秀答案当選者5名:(首選者)★張超(岡山市)★曹亜輝(中国青島市)高田淑子(山形市)安井善江(大阪府)山中達郎(福井市)
宇宙のことを考えるのが好きである。気がめいった時など、手元に置いてあるハッブル宇宙望遠鏡写真集を眺めていると、なんとも広くて不思議なところへ出られるのである。この得も言われぬ玄妙な気分を、何と言ったらいいのだろう。なんでこんなものが在るのだろうから始まって、なんで在るのかかわからないこんなもののそこに、この自分がいるのだから、では「自分」とはいったい何なのだ。謎は謎を呼び、思索の幅は銀河をはるか宇宙の果てまで、茫洋と広がり深まるのである。ところで、「宇宙の果て」と、いま私は何げなく言ったけれども、そんなもの、はたしてあるのだるか。果てがあったら、当然じゃあその先は?と問いたくなるのが人情である。
参考译文: 「我喜欢思索宇宙世界。每当我心情不舒畅的时候,一翻开手边的哈勃天文望远镜摄影集,我就好像进入了一个宽阔而又不可思议的境地。我不知道应该怎样表达这种难以形容的玄妙的感觉。我以"为什么如此之类的东西存在于世界上?" 开始引发思索。我简直不能理解就连我本人也存在于其中的这个东西。那么究竟我本人应是何物呢? 就这样,一个为什么引出了又一个为什么。我思索的领域广阔无垠跨过了银河,到达了宇宙的尽头。我无意中想到了宇宙的尽头,那么宇宙果真有没有尽头呢?出于人的秉性,我不得不问:"如果宇宙真的有尽头的话,那尽头的前方又该是什么呢?"」
参考译文:「我喜欢考虑宇宙。闷得慌或闲得无聊的时候,我会看一看放在身边的哈勃宇宙望远镜的影集,不知不觉中,看得入了迷,达到了一个非常宽阔而不可不可思议的境界。我不知怎么来描写那难以形容的玄妙的气氛。我先想:这个叫宇宙的东西为什么存在,再想下去:不知这个东西为什么存在,最后发现:在这个我不知为什么存在的东西的底下我存在。那么,“我”是什么呢?在我还没揭开一个谜底之前又出现别的谜,我的沉思的幅度跳过银河再跳到宇宙尽头,无边无际,越宽越深。当然,我虽然无意使用了“宇宙尽头”这个词,可是这样的东西真的存在吗?如果有尽头,我当然就想问:“那么,这个尽头的后面又是什么呢?” 这样想自然是人之常情。」 (翻译者:高田淑子~) |