日中翻訳コンテスト  2005年5月

             


2005年5月

2005年5月中訳の優秀答案当選者5名:★(首選者)曹亜輝(中国青島市)田村進一(沖縄県名護市)本田直子(京都市)木原拓也(札幌市)井上靖(山形市)

笑わせれば、主張はよく通る:私は典型的な文系で、数学は大の苦手で、息子の勉強を見てやれない。これまでも計算にかかわることはすべて人任せにしていた。ところが、アメリカでは私は一番計算が速くて、正確な男で通っている。ほとんど毎日、世界各国の詩人、作家たちと食事を共にしているが、彼らは割り勘にした場合の一人頭の料金や15%のチップの計算がなかなかできない。ためしに私がやってみたら、瞬時にできた。いくら数学が苦手でもそのくらいのことはできる。下には下がいるもんだな、と妙に安心してしまった。また私は自分が盲想系の人間ではないと思っていたが、南米やアジアの作家たちからはそう。


使人发笑,包你顺畅:我属于典型的偏向文科的那一类,数学非常糟糕,无法给儿子辅导功课。以往凡是涉及到计算也都是一律由别人代劳。可是,没想到,在美国,我却成了人所公认的计算得又快又准的人。在这里,几乎每天都与世界各国的诗人、作家们共餐。采用AA制付款时,他们怎么也算不明白均摊在每个人头上的餐费以及15%的小费。我试着算了一下,竟然眨眼功夫就算了出来。其实不管数学有多差劲儿算这个还是可以的。真所谓“比上不足,比下有余”啊,这样一想,我不免深感宽慰。另外,我原来不认为自己是妄想型的,可是在南美以及亚洲作家们眼中我却是那样的人。(翻译者:曹亚辉)