日中翻訳コンテスト  2005年3月

             


2005年3月
2005年3月中訳の優秀答案当選者5名:岡村明美(埼玉市)田村進一(沖縄県名護市)田原治(札幌市)松村奈穂子(奈良市)

心の風景の1:「阿波の大ばなしといって、法螺を吹きあって奇抜をきそう習俗が阿波の国にあったという。酒に酔ってか、花に酔ってか、呆けて野道を帰るうちに、カラスに目玉をついばみ取られた。目玉がとんでゆくにつれ、空からのながめ呆けたあたまに映し出されていた。のぞいてはならない他家の奥まで見える。夢中でおもしろがるうちに、鉄砲うちがカラスをねらって一発ぶっ放す。びっくりしてカアと鳴いたくちばしから目玉はとなりの村の田んぼの肥溜めに落ちた。と思ったら夢だった。きのう、飛行夢を見た。このたぐいの夢を私はときどき見ているようだが、目のさめたときにはもう忘れている。つばさを羽ばたいて飛んでいるわけではないが、ただ宙に浮いた全身がかなりのスピードで滑空しているという実感がある」。



令人怀念的风情: 据传说,日本古代的阿波国即现在的四国的コ岛地区,有一种比赛吹牛皮说大话名叫“阿波大话”的奇异的习俗。比如有这样一个牛皮:“不是喝酒喝醉了就是看花看迷了,呆呆地沿着山里田间的小路回家,在路上被乌鸦夺去了眼珠儿,眼珠儿呀,着乌鸦在天空中飘啊飘啊,俯瞰着大地,眼珠儿看到的风景呀,在呆呆的脑子里映现出来,居然看到没法窥视的别人家的屋子里去了,正看得兴高采烈时,猎人瞄准乌鸦开了一枪,乌鸦哇的一声惊叫,把眼珠儿从嘴里掉到邻村儿田里的粪坑里去了,惊醒过来幸好这只是一场梦。昨天晚上我做了一个飞翔的梦,我似乎常常做这种梦,但总是一醒过来就忘得干干净净。在梦里,我当然没法拍打着翅膀飞翔,而是全身浮在空中,以相当快的速度滑翔, 我感到自己真的飞起来了!