2002年8月
2002年8月の中訳の優秀答案当選者6名:桂麗(岐阜県)、清原亜矢(DOHA QATAR カタル国在住)、山元正子(大阪市)、西垣敦子(綾部市)、野沢琢也(福岡市)、勝又智(京都府)
原文:「北海道の私の家の近くにエイトマンと自称している漁師がいる。犬を飼っているがその名をアポロという。彼と知り合って20年になるがその名のいわれは知らない。ある日、一人の青年が来て、「カメヤマだけど、オヤジが飲みに来いって。皆来ているから」といった。カメヤマ?心当たりがない。いくら私が物好きでも知らない家へ酒を飲みに行く気はしないので断った。後日よろず屋の親父さんに話すと、「カメヤマ?ああエイトマンだべさ」 20年もつき合っていて、私はエイトマンの名字を知らなかったのだ。エイトマンの番犬アポロは主人が漁に出る時は必ず港までつい行って見送る。帰港の時間には迎えに来ている。漁港は2か所あって乗る船によって10キロほど先の港に入ることがある。その時でもアポロはちゃんと迎えに来ている。どうしてわかるにかな、とエイトマンは嬉しそうに不思議がっていた。だがそのうちアポロの送り迎えはなくなった。アポロは小屋に繋がれているのである。「犬の放し飼い禁止」という法令のためだ。ここは百軒ばかりの小さな漁師の集落である。犬が歩いているからといって誰に迷惑がかかるわけでもない。夕方になると子供と一緒に犬も走り、子供が叫びいぬが吠え、かもめが群れ飛ぶ絵のような漁港だった。 漁があってもなくても何だか楽しくないよ、とエイトマンはいう。けど規則だもんな、しょうがないー アポロは小屋に繋がれたまま、去年死んだ。”」
译文(SimSun):「我住在北海道,家附近有个自称叫8号超人的渔夫。他养了条狗,听说叫阿波罗。认识他也有二十年了,却不知这名字的来由。一天,我家来了个年轻人,对我说:“我是龟山,我家老头让你去喝酒,大家都来了。”龟山? 想不起这么个人啊。我就是再爱凑热闹也不会去不认识的人家喝酒,于是就回绝了。后来和杂货店的老板说起这事,他说:“龟山吗,就是8号超人嘛。”。来往二十年,我竟不知8号超人的真名。8号超人的看家狗阿波罗,在主人出去打鱼时一定要跟着送到船码头的,到渔船回来时又会来接。码头有两处,有时坐的船不同,会在十公里外的那一处上岸,而阿波罗也从不误了接主人。“它怎么知道我从这里回来呢?”8号超人自己也觉得很奇怪当然却很高兴。可是后来阿波罗就不再来了。它被拴在了小屋里,因为有了“禁止放狗出户”的法令。这里不过是个只有百户余人家的小渔村,狗就是出去走走也不会给谁添什么麻烦。到了黄昏,狗和孩子你追我跑,你叫我嚷,一群群海鸥展翅飞翔,小小渔村就象一幅生动的图画。“不管有没有打到鱼,看着这些就不知怎的快活起来”,8号超人这样说。可规矩是规矩,没办法啊! 阿波罗就那么一直拴在小屋里,直到去年死去了。 」 翻訳者:桂麗(岐阜県)
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