日中翻訳コンテスト  2001年12月

             


2001年12月

2001年12月の中訳の優秀答案当選者5名:大貫妙子(京都市上京区) 石井和隆(和歌山県) 木村裕之(舞鶴市)、島本孝治(福島県)、小林希(茅ヶ崎市)                                     

原文:「中国の西のはてに広がるタクラマカン砂漠を越えて、さらに西へ旅したところに、ガンダーラがありました。インドの西北部、現在のパキスタンのあたりです。紀元一世紀のころ、この地方で、はじめて仏像がつくられました。 それは、仏教をひらいた釈迦の姿をあらわした像でしたが、ウェーブした長い髪をまとめあげ、彫りの深い顔立ちをした、自然で人間らしい姿の仏像でした。ガンダーラには、アレキサンダー大王の進軍(紀元前三二六年)によって、ギリシア・ローマ系の芸術が栄えていたので、仏像も、その影響をうけてつくられたのでした。これをガンダーラ彫刻といいます。同じころ、ガンジス川周辺の中インドでも、仏像をつくるようになりました。この地方の仏像は、純粋にインド芸術の伝統をうけついだもので、その作品はマトゥラー彫刻と呼ばれています。


译文(SimSun:越过位于中国西部浩瀚的塔克拉马干大沙漠,再往西走就到了犍陀罗。犍陀罗过去在印度境内的西北部,现在属于巴基斯坦。纪元一世纪,世界最初的佛像在这里诞生。这个佛像与其说表现出佛教创始人释迦牟尼的形象,还不如说表现出挽着波浪状卷发,面容线条生动的常人的形象。在犍陀罗,由于亚历山大大帝的进军(纪元前326)而繁荣兴盛起来的希腊和古罗马系的艺术也影响到了佛像吧,这里的佛像被称为犍陀罗雕刻。同一时代,在恒河流域的印度也开始制作佛像,这里的佛像,继承了地道的印度艺术的传统,其作品被称为马陀拉雕刻。

翻訳者:大貫妙子
              


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