日中翻訳コンテスト  cj2021年9

              

 


2021年9月優秀当選者6名:  伊藤佐和子 藤井佳苗 林田秋乃 田中美佐子 江川美帆 佐々木翔子      翻訳努力当選者6名: 落合伸彦 林暁子 原田美絵子 王麗紅 田村幸恵 井上千紗子

 


编者按:《周末》是三毛最爱的丈夫荷西去世后回到台湾与父母共同生活时期的小品文。文章表现了作者对于撒哈拉大沙漠的留恋和失落,对失去荷西的悲沧和寂寞,对久别故乡的兴奋和惶惑,对亲朋故友的亲昵和疏远。充分表现了作者复杂的内心世界,安静的沙漠中的过去世界和嘈杂的城市中的现实生活,使作者情绪起伏回荡。文章的写法纯朴,毫不掩饰的内心表现是三毛典型的日记体裁的写作方法,推荐给各位。20211月到12月一共12段。

 

 

三毛《週末-9: 醒来的候,又是好一会不知身在何。多愿意便这样懒懒的躺下去,永躺在一棵大下吧!可是事簿上告我,是台北,你叫三毛,要去什地方吃中呢!门锁着,我出不去。开锁吗?知道主客不是自己,陪客也多,缺席一个,人不是正好多吃一份好菜。打电话去道歉,当然被了一,童年就认识的老朋友了,又不散的。我猜一回台湾便有些迷失,在家里,完全的呵护拿走了生命的挑战和责任,不给负责的人,必然是有些不快乐的。回来好多天了,不会用母的洗衣机,胡乱将衣服用手搓了一下,拿去后阳台上晒。面后巷一个主也在晒衣服,我向她笑了一笑。她好像有些吃惊,看了一下。回什么头呢,你又不是在街上,当然是专门你的嘛!“你的盆景得真好呀!”我喊了去。 她是不惯这种的,看得出来。僵僵的瞄了我一眼,纱门碰的一响,人是不了。  我慢慢的竹竿穿衣服,心惊肉跳的,怕衣服要跌到楼下去。一盆素心晒到了大太阳,得搬它房,手撑起一把花,也算它了一个交代。回离该带一把美的桐油纸伞是散,下雨天都不用的人,怎老想一把中国呢!以前做一个梦;敦雨的深夜街,孤伶伶的穿了一条红艳如血的裙子,上面撑着一面中国桐油上毛笔写着四个大字——雨英雄。 551

 


三毛《週末-9: 目が覚めると、しばらくの間、自分がどこにいるのかもわからずにいた。このまま、ずるずると寝ていたい、ずっとずっと大木の下で眠れたら、どんなにいいだろう!だけど、予定表は私に告げる。ここは台北、お前は三毛、どこそこでランチをとることになっていると!ドアの鍵はかかっている、私は出られない。鍵を開けるの?どうして?主賓は私じゃないし、同席する陪賓も多い(陪客。一人欠席したところで、他の誰かが一人分の御馳走を余分にとるだけじゃない。詫びの電話をかける。やはり怒られた。子供の時から知っている古い友人だから、怒ってそれでおしまいではないのだ(又罵不散的)。ちょっと台湾に戻ると、なぜいつのまにかやる気がなくなり、ボンヤリしている状態になっている(便有些迷失)(訳の分からないことになるのだろう)と言うわけは私が慮ってみる(我猜。家にいて、完璧に守られていては、チャレンジをしようとか責任を持とうとか、そういう生き生きとした活力を無くしてしまう。必然的に、無責任な人間は、つまらないものだ。戻ってから数日たつが、母の洗濯機の使い方がわからないので、服をムチャクチャにもみ洗いし、ベランダへ干しに行った。後ろの横丁に向かって、主婦が一人、同じく服を干している。私はニコッとした。相手は驚いた様子で、振りかえって見ている。なに振りむいているのよ、街中にいるわけじゃあるまいし、だから、あなたにだけ笑いかけているでしょうに!「盆栽、上手に育っていますね」私は、大声で言った。相手が大声で話しかけられるのに慣れていないのが、見てとれる。固まったまま私を見ると僵僵的、網戸をぴしゃりと閉めて、姿を見せなくなった。私は、ゆっくりと竹竿に服をとおす。階下に落ちていかないか、ドキドキものだ(心惊肉跳的)。素心蘭の鉢が、たっぷりと強いお日さま(大太陽)にあたっている。やばいけれども(追加)家の中に入れるのも面倒だったので、うまい具合に柄傘を広げて立てかけ、中に入れるかわりとする、言い訳も通れるだろう(追加也算給它了一個交代)。 今度()、台湾を離れる時は、美濃(台湾高雄市にある町)の番傘を一本持っていこう!傘は別れ(傘と散は諧音,発音は似ているが、散は別れの意味もあります)でもないか?(傘は雨をよけるものなのに、雨でも傘を使わない私が、なぜかいつも中国番傘のことを思うのだ!前に、こんな夢を見たことがある。雨霧の深いロンドン、深夜の街中で、ポツンと一人、血のように真っ赤なロングスカートを穿いて立っている。中国の番傘をさしていて、そこには毛筆で大きく四文字が書かれてあった。―――風雨英雄と。(伊藤佐和子訳)下線は編集者が僅かに追加や変動したところ