日中翻訳コンテスト 2023年12月
『細雪』是谷崎潤一郎50歳時期的長編小説。小説以1936年(昭和11年)秋到1941年(昭和16年)春期間大阪的妻子的娘家為舞台、描寫當時阪神地區的中流上層的摩登女性四姉妹的日常生活中的悲喜的作品。故事中本家女主人大姐鶴子, 及分家女主人二姐幸子以作者之妻為模特爾。三姐雪子,四妹妙子。圍繞雪子和妙子提親,拒婚,以及幸子的婚姻生活, 展開故事, 故事從戰前開始描述,途中中斷,直到戰後的1948年才最終完成。故事被搬上舞台,並多次被拍攝成電影。本サロンは2023年1月から12月まで12回分けて『細雪』の弟一部の全部および弟二部の一部分を翻訳コンテストを採用させて頂きます。
『谷崎潤一郎 細雪―12』: そして豊橋の三枝家ならば格式から云っても申分はないし、現在の蒔岡家に取っては分に過ぎた相手であるし、本人も至って好人物であるからと、見合いをするまでに話を進行させたのであったが、雪子はその人に会って見て、どうにも行く気になれなかったのであった。と云うのは、別に男振がどうこうと云うのではないが、如何にも田舎紳士と云う感じで、なるほど好人物らしくはあるけれども、知的なところが全くない顔つきをしていた。聞けば中学を出た時に病気をしたとかで上の学校へは這入らなかったと云うのであるが、恐らく学問の方の頭は良くないのであろうと思うと、女学校から英文専修科までを優秀な成績で卒業した雪子としては、さきざきその人を尊敬することが出来そうもない懸念があった。それに、いくら資産家の跡取で生活の保証はあるにしても、豊橋と云うような地方の小都会で暮すことは淋しさに堪えられない気がしたが、それには誰よりも幸子が同情して、そんな可哀そうなことがさせられるものかと云ったりした。(429)
2023年12月の日中翻訳優秀答案当選者8名: ★小林里香 ★兼宗遥 江川美帆 周静芳 吉村雅平 趙宗成 村上千絵子 和島千恵子 努力翻訳者: 村上知恵 武田雄一 上村佐智子 佐元理恵
『谷崎潤一郎 細雪―12』: 辰雄说、如果对方是丰桥的三枝家的话,门第无可非议,对现在的莳冈家来说简直可以说是高攀了,对方的人好,两家已经到了相亲的地步。不过雪子见了对方后,却看不上人家。倒也不是嫌对方的长相。她说、对方怎么看都像个乡绅,人虽然是好人,但怎么看、脸上也没有一丝文人气息。谈话中本人说、中学毕业后因病而没能升学,雪子想、此人恐怕并没有追求学问的好头脑吧。这对于从女子学校读到大学英文专业以优异的成绩毕业的雪子而言,恐怕无法和此人相敬如宾白头到老吧。此人不管有怎么样的资产家背景的基本生活的保证,、但在丰桥这样的小城市生活的孤寂感、将无法忍受吧,幸子最为同情雪子的就是这一点。她决心不让雪子落到这样令人怜悯的地步。(小林里香,兼宗遥)
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