日中翻訳コンテスト 2021年11月
「鼻」简介: 这是一篇讽刺小品。发表于大正五年(公元1916年)一月,作者当时在东京大学四年级。僧侣的禅智内供以非常大的鼻子闻名而成为大家的笑柄。但是他本人的内心却非常痛苦。为了掩藏自己的感情,他装着满不在乎的样子。有一天他听从医生的建议试着让鼻子变短。变短成功了,但是笑柄却没有变化,大家又开始嘲笑他的短鼻子,嘲笑的人越来越多,最后迫不得已他恢复了长鼻子。这是一篇讽刺小品。作者以此来表现社会中人们内心的阴暗面。2021年1月到12月一共12段。
2021年11月優秀当選者6名: ★小林里香 田中智佐子 孫正博 佐藤芳子 鈴木貴志 江川美帆 翻訳努力当選者:6名: 劉慶芳
\ 田中佐多子 土肥良美 陳楊珍尼 田村隆 平田幸恵
芥川龍之介 「鼻―11」: ある日、けたたましく犬の吠える声がするので、内供が何気なく外へ出て見ると、中童子は、二尺ばかりの木の片をふりまわして、毛の長い、痩せた尨犬を逐いまわしている。それもただ、逐いまわしているのではない。「鼻を打たれまい。それ、鼻を打たれまい」と囃しながら、逐いまわしているのである。内供は、中童子の手からその木の片をひったくって、したたかその顔を打った。木の片は以前の鼻持上げの木だったのである。 内供はなまじいに、鼻の短くなったのが、かえって恨めしくなった。 するとある夜の事である。日が暮れてから急に風が出たと見えて、塔の風鐸の鳴る音が、うるさいほど枕に通って来た。その上、寒さもめっきり加わったので、老年の内供は寝つこうとしても寝つかれない。そこで床の中でまじまじしていると、ふと鼻がいつになく、むず痒いのに気がついた。手をあてて見ると少し水気が来たようにむくんでいる。どうやらそこだけ、熱さえもあるらしい。 ――無理に短うしたで、病が起ったのかも知れぬ。 (426)
芥川龍之介「鼻―11」:有一天,外面传来狗吠叫的喧哗声,内供漫不经心地外出张望,只见小和尚正挥舞着一块二尺来长的木板,追打着一只瘦嶙嶙毛茸茸的长毛狗。不仅仅是追打,还一边叫喊着:“打掉你的鼻子!看呀,打掉你的鼻子!”
狗被打得满院子跑。内供从小和尚手中抢过那木板,就势打到小和尚脸上。那木板就是以前用来支撑鼻子的。内供糟糕地缩短了鼻子悔恨不已,拿木板和小和尚出气。这之后,有一天晚上,天K以后刮起了大风,佛塔四角悬挂的风铃声,传到了枕头边,听起来令人烦躁不已,再加上寒风萧萧,让上年纪的内供怎么也睡不着,索性坐起来发呆, 突然注意到和平时不同,鼻子痒苏苏的。用手一摸,还湿渌渌的肿胀着,多半只是鼻子,那儿还热呼呼的呢。
勉勉强强缩短鼻子,敢情病了吧。 (翻訳者:小林里香)
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