2002年10月
2002年10月の中訳の優秀答案当選者5名:桂麗(岐阜県),山本加津子(福島県)、松村奈穂子(京都府相楽郡)、田村智子(北海道札幌市)、和田理恵子(沖縄名護市)
今月の発表は、桂麗氏と山本加津子氏の訳文を同時に掲載させていただきます。両方の訳文は優秀、且つ風格が異なります。是非ごらんください。その以外には、松村奈穂子氏の訳文も優秀ですが、場所の都合で掲載ができないことが大変残念です。 (下線部分は添削したところです。) 原文:「中国陜西省の省都・西安市郊外にある秦始皇帝陵の調査地を直接間近で、しかも外国人としては初めてだという場所などを見学することができた。中国考古学の代表的研究者である西安・西北大学の王維坤教授と各関係機関の人々の御高配によって、夢がかなった。まだピラミッド状の封土をもつ方墳である始皇帝陵(高さ約52メートル、東西345メートル、南北350メートル)そのものの発掘調査は行われていない。しかし、外部からのさまざまな探査によると、陵の地下は2重の内・外郭からなっているのではないかといわれている。今回見聞した中で大変興味深かったのは、帝陵周辺には140平方メートルぐらいのものをいれると計約500にのぼる陪葬坑が存在することが、ボーリング調査で確認されたことである。始皇帝のあの世の旅のために犠牲を強いられた人びとであろうか。これらを今少しずつ発掘調査中である。」 译文(SimSun)1:「在中国陕西省的省会西安市郊外,我亲临秦始皇陵勘探地,并且参观了一些外国人还尚未涉足的区域。由于中国考古学研究界的代表,西安西北大学的王维坤教授以及有关各界人士的关照,我终于得偿夙愿。秦始皇陵封土呈金字塔状的四方锥体,陵基为方形(高52米,东西宽345米,南北长350米),陵墓自身的挖掘调查尚未进行。但是,由外部的各项勘察来看,据说陵墓地下分内外两重墙廓。这次的所见所闻中特别有意思的是,经钻探调查确定,在皇陵四周方圆140平方米的范围内,有多达500个左右的陪葬坑。里面是那些为秦始皇的驾崩而被迫牺牲了的人们吗? 这些还有待逐步挖掘调查。」(翻訳者:桂麗)
译文(SimSun)2:「我亲临了位于中国陕西省省会西安市郊的秦始皇陵遗迹,并有幸参观了正处于调查中的从未对外国人开放的部分。在中国考古家西安西北大学的教授们以及各相关人士的关照下,才得以实现这一梦想。虽然对金字塔状堆积土的方型秦始皇陵(高约52米、东西长345米、南北长350米)本身还没有进行挖掘调查,但是从外部的各种探察结果来看,在皇陵地下可能有着内外两层外郭。这次所见所闻中最感兴趣的是,通过钻孔探测,如果把皇陵周边的140平方米左右的坑算进去的话,约计达到500个陪葬坑这一事实得到了确认。他们是不是为陪秦始皇去阴间时而被强迫牺牲的呢?对此正在挖掘调查中。」(翻訳者:山本加津子) |