日中翻訳コンテスト cj2022年7月
2022年7月優秀当選者5名: ★江川美帆
★田中美佐子
田麗平 奥田正義 田中敏江 翻訳努力当選者4名: 藤田千鶴子 笹井幸子 渡部茂子 大内安雄
『祝福』簡介:
主人公祥林嫂在前夫去世後從偏遠的農家逃到魯鎮做女傭,但是被婆家發現後綁架回鄉強行再嫁,不幸的是再婚的丈夫去世,唯一的兒子被狼吃掉。再次回到女傭生活的她由于悲慘的遭遇沒有獲得社會的同情而是遭到社會的歧視,詛咒和拋棄。最後沿街乞討,在魯鎮新年祝福的鞭炮聲中慘死在街頭。她的一生實在令人落淚。但這是中國中近代農村貧窮婦女悲慘命運的歷史現實。中國文化沙龍從2022年1月到2023年12月分24次連載。
《鲁迅: 祝福-7》:我从他俨然的脸色上,又忽而疑他正以为我不早不迟,偏要在这时候来打搅他,也是一个谬种,便立刻告诉他明天要离开鲁镇,进城去,趁早放宽了他的心。他也不很留。这佯闷闷的吃完了一餐饭。冬季日短,又是雪天,夜色早已笼罩了全市镇。人们都在灯下匆忙,但窗外很寂静。雪花落在积得厚厚的雪褥上面,听去似乎瑟瑟有声,使人更加感得沉寂。我独坐在发出黄光的莱油灯下,想,这百无聊赖的祥林嫂,被人们弃在尘芥堆中的,看得厌倦了的陈旧的玩物,先前还将形骸露在尘芥里,从活得有趣的人们看来,恐怕要怪讶她何以还要存在,现在总算被无常打扫得于干净净了。魂灵的有无,我不知道;然而在现世,则无聊生者不生,即使厌见者不见,为人为己,也还都不错。我静听着窗外似乎瑟瑟作响的雪花声,一面想,反而渐渐的舒畅起来。然而先前所见所闻的她的半生事迹的断片,至此也联成一片了。(360)
《魯迅:祝福−7》 私は彼の重々しく厳めしい顔つきから,彼は正に私こそが早からず遅からず、あいにくこんな時にお邪魔している厄介もの(謬種)だと考えているのでは?ふっとそう疑ってしまった。すぐさま明日鲁镇を離れて都会に行くつもりだと告げ、早々に彼の心を和らげた。彼も引き止めはあまりしなかった(不很留)。こうして悶々とした空気の中、食事は終わった。冬の日は短く、更には雪の日でもあり、薄暗い夜色は町全体ををすっぽりと覆った。人々は灯りの下で忙しくして過ごしているが(在灯下匆忙)、かえって窓の外は静寂に包まれている。雪片は厚ぼったく積もった雪布団の上に舞い落ち、よく聞くとさらさらと音を立てているようだ、より一層もの悲しい静けさを感じさせた。私はひとり、黄色な光る菜油のランプの下に腰を下ろし、そして考えた。どうにもやるせない祥林嫂は(這百無聊ョ的祥林嫂),人々によって塵世中に見捨てられてしまった、見るにも飽きた古臭いおもちゃを捨てるように、少し前にはその形骸を塵世中で現せる、楽しく生きている人から見れば、おそらく何故に彼女はまだ存在しようとしているのか訝しく思ったことだろう。そして今は「無常」な自然によって跡形なく一掃されてしまった。魂の有る無しが私には分からない。しかしこの世には、どうにもやるせないものは生きれない。たとえ、見たくない者は彼女の死を見っていない、これは他人のため、自分のため、わるくないでしょう。私は窓の外からさらさら雪落ちる音を静かに聴きながら、思う。心は、逆に軽くなって来たと。 しかしながら、以前私が目にしたこと耳にしたことの彼女の生きた半生の事跡の断片がここにきて又一つに繋がり合わさった。(翻訳者:江川美帆 下線は翻訳の難点)
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