張老師のミニ中国語講座


第一回 [要]の使い方
第二回 簡体字と繁体字
第三回 2声と3声の判断方法 (予定)



言葉の先入観:
◇言葉とは、自然科学と異なり、その国の庶民の日常生活の中で使っている声の記録であること
◇言葉の勉強は、単純に真似て暗記して再び重複すること
◇根拠のない言葉を言わないし書かないこと、自己流で創作しないこと
◇言葉とは、生物のように生きていること、新語と死語が日々発生していること
◇辞書の例文を揃えて会話や応用文に利用することは時々奇妙になること

中国語の先入観:
◇中国語は、字は2万字、単語は12万語あるが、常用字は5千を越えない、会話は千で充分である
◇中国語は、世界の言葉の中で、数が一番少なく、情報量は一番多い言葉と言われる
◇中国語は、象形文字であるが、目からの反応は一番速い言葉とも言われる
◇中国語は、大昔の言葉からの古い言語であるが、現代語の文法はかなり新しい
◇中国語の発声は、舌歯唇口型4つの器官の組合わさったちょっと複雑な楽器と認識する
◇中国語は、5声音階の歌を歌うような認識が要る

中国語勉強のキーワード:
◇中国語の声調である“四声と軽声”は、最初から軽視せず、工夫すること
◇発音符号“ピン音字母”は、カタカナと機能が異なるので、できる限りに早めに捨てること
◇年代や性別により聴力の差が大きいので、聴力より理解力が一番大事であること 
◇中国語の字(word)は単語(vocabulary)より大切、字の語義を深く理解すること
◇中国語の語順は、“主謂賓状補”の各順序を意識しながら勉強すること
◇中国語の品詞の性質を認識しなければ、語順をうまくできない
◇品詞によれば、実詞(動,名,副,形,容,量,数,)と虚詞(助,感嘆,接続,介,副)に分けて認識すること
◇中国語は哲学の言葉であり、抽象詞と具体詞、思惟詞と五感詞を分けて対処すること




第一回 

2000年7月22日


この字の概念は、まず、決定、命令と覚えましょう。中国で買い物、食事などする時に使いますが、日本語を使う場合、「……をください。」になるため、「我要・・・・」まるで、お願いをしているイメージがあり、互いに日本人同士でも、まさか「命令」をしているとも、「命令」されているとも思いません。日本人は、日本という国内で、お互いに丁寧に親切に話すのです。しかし、考えてみてください。日本でも中国でも、レストランに入り、例えば、コーヒーを注文して、「你要什麼?」「我要咖啡」それが拒否されたらどうなりますか?  レストランのウェイトレスは、拒否できないでしょう。 これは、はっきりとした命令なのです。また、どこか、旅行へ行く時、はっきりとその意志があるときは、必ず「要」です。日時がはっきりしてなくても、これは、決定と考えます。例えば「明年、我要去北京。」のように。ところが、日本人は、とても完璧であろうとして、何か事故があったりしたら、病気になったら、挙句の果ては、飛行機が飛ばなかったら等と、色々突然実行できなくなる理由を想像して、「想」を使おうとしますが、突然の出来事、不可抗力、このような事は、本人の意志とは無関係で別問題なのです、想像しなくて良いのです。明確な本人の意志であり、決定が意味として大切なのです。他には、下記の意味として使われます。下記の詞の「詞性」は、一定ではなく常用な用法の詞性を選んだ詞性です。

形容詞 「要命」 
形容詞 「不要命」
形容詞 「緊要」 
形容詞 「重要」 
形容詞 「要緊」 
形容詞 「不要緊」
形容詞 「要死」 
形容詞 「不要臉」
形容詞 「要面子」
形容詞 「不要面子
形容詞 「要飯」 
形容詞 「机要」 
形容詞 「要強」 
形容詞 「要害」 
形容詞 「要不得」
挿入語 「要麼」 
挿入語 「要不」 
前置詞 「要是」 
動詞   「要得」 
動詞  「需要」 
容詞 「必要」 
名詞  「要領」 
名詞  「要職」
名詞  「要点」
名詞  「要沖」 
名詞  「要聞」
命をかける程の緊迫
命を捨ててもいい
大変な時期、事情
重要な大切
緊急な、重要な
大丈夫
大変なこと
恥知らず
見栄をはる
見栄をはらない
こじきな行為
極秘な重要な
負けず嫌い
大切な核心な
いけない、だめ
そうすればし
そうしなかれば
もし
賛成

必要
要領
大事に職位
キーポーイント
軍事の意味で重要地
大切なニュース
這件事真要命。
他是一個要銭不要命の人。
在緊要関頭他病倒了。
安全行車十分重要。
最要緊的是身体。
不要緊嗎?不要緊、不要緊。
你真要死。
他是一個不要臉的頼子
她是一位死要面子的太太。
他是一個要銭不要面子的人。
梅田車站里有很多要飯的人。
他是公司的机要員。
她是一個要強的姑娘。
這里是公司的要害部門。
這様辨要不得。
要麼、你明天不去讓我去好啦
要不、你這様作好啦。
要是你明天不去我也不去。
就這様辨要得。
我需要你的幇助。
他的幇助是必要的。
這篇文章的要領就在這里。
他身兼要職。
他説話没有要点。
三浦半島是東京的要沖。
今天的要聞是中国自動車道劫車事件




第二回 簡体字と繁体字

2001年4月6日

中国語の漢字は元々は繁体字の1種類ですが、画数が多いため、不便を感じました。そこで、中国大陸では、50年代から”文字改革委員会”を設立して、数回(3回?)に分けて”文字改革”をしました。数百ヶの常用文字の”簡体字”を作りました。これらの”簡体字”は実際には、民間で既に流行していた字ですが、ただ選択して、”規範化”して、揃えた漢字です。その中の少数は、日本の漢字とそっくりのものがありますが、でも、これは全くの偶然です。これから、”漢字”は、繁体字”、”簡体字”と”日本の漢字”の3種類に分けました。今は、台湾と世界の華僑社会では、、”繁体字”を汎用続き、中国大陸、香港(現在)、シンカポールなどでは、”簡体字”を汎用になっています。日本では、、”繁体字”の他には、日本で作った”日本の漢字、国字”を使っています。日本社会で中国語に関する試験は、、”簡体字”のみを認めていますが、試験の時、”簡体字”と”繁体字”を混ぜて使うことは、間違いとはしません。(ただ、試験の際、時間が充分でなく、書き数が多い繁体字をかけば、間に合わない心配があります。ご注意することは、中国語の試験に”日本漢字”を使えば、認めていません。間違いになりますので、”日本漢字”や”国字”を使わないでください。


中国語講座
情報更新は2002年5月2日



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