江戸時代以前から

日本の通貨は大陸の銅銭でしたー

日中貿易の歴史を語る銅銭

◇２０１６年ゴールデンウィークの最中、京都府の田舎の道の駅で、一軒古道具の出店があり、偶然にさまざまな銅銭を見付けました。細かく選んでみたら、日本江戸時代の銅銭があり、外には中国大陸の宋代から清代までの８種の古銅銭を見つけました。その中には、北宋時代（９６０年～１２７９年）の三代目皇帝の宋真宗の銅銭　◆①「咸平元宝」（紀元９９８年発行）が一番古いものでした。　２番目に古い銅銭は、北宋六代目神宗皇帝が即位した元豊元年（１０７８年）に発行した◆②「元豊通宝」でした。さらに、驚きの発見は、清の主要時代の４つ時代の銅銭も発見しました。◆③「康熙通宝」：清朝第4代康熙皇帝1661年-1722年発行。◆④「乾隆通宝」：清朝第6代乾隆皇帝1735年-1795年発行。◆⑤「嘉慶通宝」：清朝第７代嘉慶皇帝1661年-1795年発行。◆⑥「道光通宝」：清朝第８代道光皇帝1820年-1850年発行。その以外には、純粋な日本の貨幣◆⑦「寛永通宝（１文）」と◆⑧「寛永通宝｛４文｝」も発見しました。資料により、寬永通宝(1文) は 1659年江戸時代前期の萬治2年に発行、寬永通寶(4文) は 1768年江戸時代中期の明和5年に発行した貨幣でした。　◇一瞬間、歴史のロマンを目の前に感じました。あの時代の大陸では、まだ匈奴という遼国と戦う時代でもあり、一方では、中国大陸の歴史大河中、著名な泰平時代でもありました。あの時代の北宋は、「市舶司」を設置し、日本、高麗との東洋貿易及び南洋諸国の南洋貿易を行ないました。日本では藤原時代でした。大宰府を設置し、監督して鴻臚館貿易が行われていました。宋からの輸入品は、宋銭、陶磁器、絹織物、書籍、仏教経典、墨、硯台、文具、香料、漢方薬、絵画、美術品などです。日本の輸出品は、銅鉱石、硫黄鉱石、木材、工芸品などでした。　◇日本で銅銭が作られなかったのはどういう理由ですか。富本銭とか、和同開珎、などが発行されたようですが、その後は長らく通貨として流行しなかったかどうかまだ不明です。資料によれば、奈良あたりから平安時代末期の平氏政権（1160-1185）までは、自ら通貨を発行せず、大量に宋銭を輸入していたようでした。鎌倉室町期も輸入に頼っていたのかも。◇日本では、銅を精錬できなかった為に輸入に頼っていたのでしょうか。通貨不足の部分は、私鋳銭といって、幕府が勝手に作りました。質のよい貨幣を作る技術が無かったのか、中国製に比べて劣っていたのでした。貨幣を鋳造するには、高い技術が必要ですし、それ以上に、それを維持するために強大な権力も必要となります。さらには、世の中が安定していないといけません。◇長い歴史の中で、日本は銅鉱石を産出しましたが、それを精錬する技術があった中国に輸出して、貨幣を鋳造してもらっていたそうです。室町時代（1336-1573）の日明貿易でも銅銭がまさか主要品目だったようです。　◇日本で通貨として大量の銅銭を作るは、江戸時代前期の万治２年（1659年）から発行した「寛永通宝」でした。寛永通宝のうち、万治２年（1659年）までに鋳造されたものを古寛永と呼びます。その後しばらく鋳造されない期間があり、まだ寛文8年（1668年）以降に鋳造されたものを新寛永と呼びます。この古寛永と新寛永は、製法が異なり、銭文（貨幣に表された文字）の書体も顕著な違いがあります。明和5年（1768）年江戸深川千田新田幕府の許可により日本で製造が始まりました。　◇つい最近、北京でも「寛永通宝」が大量に発見されて、写真から見れば「新寛永」らしいです。清の時代まで中国大陸でも「寛永通宝」通貨が通用された記録があります。（凌炎）

直到日本江戶時代為止

日本的法定貨幣居然是大陸的銅錢-

述說日中貿易歷史的銅錢

◇2016年5月初的黃金周休假中,在京都府北部的鄉下的一間超市中的個人營業的古玩小攤子上,偶然看到了各種各樣的古代銅錢。仔細挑選後,除了挑出了江戶時代的日本銅錢以外,發現了大陸從宋朝到清朝的八種古銅錢。其中有,北宋時代(960-1279)的第三代皇帝的宋真宗的銅錢◆①「咸平元寶」(998年發行)。其次年代的銅錢是,北宋第六代皇帝的神宗皇帝就位的元豐元年(1078年)發行的 ◆②「元豐通寶」。此外除開宋代以後的元代(1271-1368)與明代(1368-1644),還發現了清朝的4個時代的銅錢。◆③「康熙通寶」,清朝第4代康熙皇帝1661年-1722年發行。◆④「乾隆通寶」：清朝第6代乾隆皇帝1735年-1995年發行。◆⑤「嘉慶通寶」：清朝第7代嘉慶皇帝1661年-1795年發行。◆⑥「道光通寶」：清朝第8代道光皇帝1820年-1850年發行。此外,還發現了純粹日本的銅幣◆⑦「寛永通寶（１文）」◆⑧「寛永通寶(４文)」。據資料記載, 寛永通寶（１文）是1659年江戶時代前期的萬治2年發行的, 寬永通寶（4文）是江戶時代中期的明和5年發行的。◇一剎那,我覺得自己眼前歷史的浪漫滾滾流來。那時,的大陸的朝廷還在和匈奴的遼國戰斗。不過北宋也是中國大陸的歷史長河中著名的太平時代。北宋設置了「市舶司」專事和日本,高麗進行東洋貿易以及和南洋各國進行南洋貿易。那個時代正是日本的藤原時代。日本開始設置「大宰府」,監督「鴻臚館」貿易。那時從宋朝進口的商品有:宋朝銅錢,陶器瓷器,絹織物,書籍,佛教經典,墨,硯臺,文具,香料,中藥材,繪畫,美術品等等。日本向大陸出口的商品有:銅礦石,硫黃礦,木材,工藝品等等。◇為什麼當時的日本不製造銅錢呢? 日本在歷史上製作過「富本錢」「和同開珎」等等錢幣,但是是否流通怎樣流通還不太清楚。根據資料,平安時代末期的平氏政權(1160-1185),自己並不發行貨幣,而大量進口宋錢。直到鐮倉時代也如此。◇日本當時沒有精鍊銅的技術而依賴進口。通貨不足的部分由幕府政權無計劃鑄造的「私鑄錢」補足。不過,幕府並沒有製作高質量貨幣的技術而使得私鑄錢在品質上比不上從大陸進口的銅錢。製造銅錢需要高的技術,而且為了維持流通更需要強力的政權。更重要的是需要安定的社會。◇在歷史長河中,日本出產銅礦石,然後向具有精練技術的中國大陸出口,換取鑄造好的銅錢。在室町時代(1336-1573)的明朝貿易中銅錢居然是主要進口商品。◇日本大量製作銅錢是從江戶時代前期的萬治2年(1659)發行「寬永通寶」開始的。「寬永通寶」中,萬治2年發行的銅錢稱為「古寬永」。以後隔了很長間隔期間沒有製造。寬文8年(1668)開始再次發行寬永通寶,稱為「新寬永」。新寬永和古寬永的製造方法不同。銅錢上的文字(錢文)的書體有明顯不同。明和5年(1768)江戶深川千田新田幕府批准開始大量製造新寬永。◇最近(2016年5月,在北京發現了大量的「寬永通寶」。從照片上分析,很可能是新寬永。直到清朝,在中國大陸有「寬永通寶」也流通過的記錄。