中国人の生活習慣



Mr.Chen



下記の「中国人の生活習慣」というコーナーは、”中国人の習慣”を定義するつもりは、まったくなく、”中国人或いはある一部の中国人”にある面白い或いは特別な習慣を紹介するコーナーです。筆者の友達である大学の教授(日本人)は、昔、私に笑いながらこう言います:”ワシのヨーロッパの国の生徒達が、自分の国の習慣をワシへ紹介する時、周りの他の生徒は、’そうです!そうなんです!’と賛成しながらワシに紹介して楽しませますが、中国の生徒らは、いつも、’違いますよ、全然違いますよ!’と言いながら、自分たちで’喧嘩’しながら、ワシに聞かせます。なんだ・・・・、結局、中国人は、どんな習慣か、さっぱりわからんですよ・・・。”と言いました。このシーンは、間違っていません。中国は、55ヶの民族の’大家族’ですが、歴史の流れは、かなり複雑です。民族により、地方により、年代により、家庭背景により、それぞれ生活習慣が違うことを、このコーナーでは読者がまず了承することが大切です。中国人の読者の皆さんは、もし、あなたが自分のある習慣を皆に紹介したければ、是非お送りください!日本人の皆さんは、楽しみに見ていますよ!(凌焱)


お茶の礼儀 

  中国では、お客のために、一番良いお茶を出すことがおもてなしです。お客の顔を見てから、どんなお茶を出すか決めるケースもあります。普段は、緑茶を出します。花茶やウーロン茶、紅茶、プーアル茶は出しません。一番簡単なおもてなしは、お湯のみも差し上げます、その名前は”ガラスお茶”、即ち硝子のような透明なお茶です。相談の雰囲気がよくない場合は、決してお茶を飲みません。雰囲気が良ければ、主人が飲んでから続いて飲むのは礼儀正しいです。最後に、主人から再びお茶をどうぞ言われてから、“送客”即ちお客に帰っていただく“信号”です。その時、“失礼致します”と言えは、エチケットです。[*注]中国人は、朝から晩まで、ずっとお茶を飲む習慣があります、誰でもお茶を飲みながら仕事をします。わざわざ“ティータイム”を作るのは時間の浪費と感じます。[*注:このお茶の礼儀は、大抵都会にある’資深’(中国語、意味は歴史経歴が深い)な知識人、商人の家庭にある礼儀です。中国人でも、一般家庭、特に現在の”一人っ子”の家庭で、このような”礼儀”を多分知らないと思います。このような”礼儀”は、実際には、昔、中国社会の常識ですが、今は、珍しくなってかもしりません。特にビジネス関係の方と年配の方と、個人的に家族的に交際する時、この”礼儀”は、部分的な中国人世界によくあることを、知らないより、知っているほうが良いと思いませんか。]



中国ではお茶と幹部は級別があります 

  中国では、一般にお客招待用の緑茶は、特級と1級から6級までの“級”を作っています。その“お茶の級”の決定方法は、葉の位置、大きさ、葉の取る時期、炒った時間などによって決まります。お茶の出し方は日本と異なり、茶の葉を湯のみに直接入れ、その上から湯を注いで出します。そして、中国人は、招待された場合、湯のみの中の葉を見て、自分がどこまで大事に接待されているか判断します。話は変わりますが、同じように中国大陸の“幹部”は、1級から24級までの級があります。社会主義の国なのに人間は物のように“級”を作ることも中国の一つの“不思議”でしょう。



親しむ呼び方 

  中国人の家庭内では、名前のみで呼びます。一番愛情を持って呼ぶ場合は、名前の一文字のみ呼びます。勿論、ニックネーム(小名)でも呼びます。現在中国大陸の中国では、兄弟姉妹は、男性女性問わずに生まれた順番で番号をつけるのが普通です。例えば、子供が、男(1)、女(2)、女(3)、男(4)と生まれた場合、(1)は、「大哥」、(2)は、「二姐」、(3)は、「三姐」、(4)は、「四弟」或いは「小弟」と呼びます。夫婦の間では、直接名前を呼びます。田舎では、日本人のように夫婦の間で、”孩他爹(子供のお父さん、お父さん)”、” 孩他娘(子供のお母さん、お母さん)”の呼び方もあります。以上の習慣は、多分現在の大陸のみですが、台湾は、いまでも、日本人の家族のような男女別に順番で呼ぶようです。



親戚の正しい呼び方は礼儀の大切表現

  中国では、親戚を呼ぶ場合、お互いに父方か母方か関係が分かるように呼びます。絶対に間違えてはいけません。だから”輩份”という概念は、かなり重要と看られます。例えば、祖父レベルの方は、”爺”、お父さんレベルの方は、”伯、叔”、女の場合は、”姨、嬢、姑”などです。



南方の夫と北方の夫中国人の道徳基準はどこですか

 中国では南方の男性はよく家事をする、北方の男性は家事をあまり手伝わないと言われていました。でも、最近では、どちらも家事を女姓と一緒に分担するのが主流です。個人の教養差が大きい現代中国 中国大陸では,都会と田舎の教育のレベル差が極めて大きく、70年代までの文化大革命の影響で、十年以上の学校閉鎖などの影響で、正しい教育を受けなかったケースがかなり多いです。個人教養の差もかなり大きいのが現実です。今の大陸中国では、資本主義を捨て封建主義も捨て、残った”中国式の社会主義”は、どんな道徳規範を守らなければならないか、かなり迷っていますかもしりません。中国人はやはり自分の理解に基づいて、中国人の道徳基準を守り続けたいです。



家庭の論理性は強い社会

 “家族”という概念は、中国人社会の核心です、家庭内の関係を守ることは、中国文化の重要部分です。そして、家庭内では、父母を中心として子供へ強い影響力を持ちます。子供からは父母に”孝心”を表します。この意味は、家庭内”大丈夫主義”(主人優先主義)或いは”大男子主義” (男性優先主義)がありますが、両親から子供への家庭内暴力(子供への虐待)はありますが、や”子供逆上”などのことが、中国人社会では、あまりにも珍しすぎます。そして、現在中国の社会では、休日を過ごすのに、“家族で過ごす”のが主流です。
この論理を延伸すれば、中国では年寄りや妊婦に席をゆずることや、”大男大女”(”大男”は婚齢を超えた未婚の男性のこと、”大女”は婚齢を超えた未婚の女性のこと)のための結婚相談や、”熱心”な上司や周りのお婆さんお爺さんが、よく見られることです。



中国人は操手の悪い習慣があります 
 
  中国人の手の使い方は、日本人と違います。始めて会う時には、”握手”、無関心を表現するときには、両手をくんで”操手”、或いは、片手或いは、両手をズボンのポケットに入れたり、出したりする“挿手”の習慣もあります、日本人から見て、ちょっと”不良っぽい”或いは“不敬”な印象があります。でも決して”不敬”のつもりではありません。



食事の音を立てるのは 

 中国人はスープを飲む時、或いはラーメン、うどん、そばを食べる時にも、日本人のように、口から音を出す習慣がありません。しかし、ご飯を食べる時に、口から変な音が出す習慣をもつ中国人を、しばしばみられます。ラーメンを食べる時に音を出す日本人とご飯を食べる時に音を出す中国人と、どちらがどうか、私には分かりません。でも私は、やはりヨーロッバ人のように、何を食べてもなんの音も出さない努力をしています。



食べ物の浪費は天打雷轟 

 中国では、昔から、食べ物の浪費は、”天打雷轟”と言われます。意味は、”神様から雷のように罰を受ける”。その由来は、中国大陸では、十数年の周期で食料不足の”自然災害”があるからでしょう。日本では、豊かな海産物がありますし、田んぼの単位産量がかなり多い、田畑からの自然調整があります。外貨で不足部分を買うこともできます。そして、食べ物の浪費は、中国の家庭より、ひどいかもしりません。


 


社会と会社

社会的な呼び方 

  中国語で、ミスターは”先生”、レディは”女士”、ミセスは”小姐”と言われます。運転手は”師傅”、コックさんは”大師傅”と呼びます。難しいのは、若い青年をどう呼ぶかですが、男女を問わずに、自分より若い方の場合は、姓の前に”小”をつけ、自分より年上の方の姓の前には”大”をつけるのが、適当です。



タバコ外交

 中国人社会で、一つの有効且つ“合法的”な”外交”手段としては、タバコを勧めることです。一本のタバコは、ほぼ不可能なことを可能にし、互いの親近感を高めます。タバコを吸わない方は、相手の前で貰ったタバコをポケットなどに大切に入れれば、同じく”有効”性があります。もちろん、高価なタバコ(中国でタバコの値段の差は、かないあります)は、より”有効”でしょう。でも、”禁煙”の場所が拡大していく内に、いつの間にか”タバコ外交”は消滅していくでしょう。




唾を吐く行為立ち小便の行為について 

 中国人の男性は、一般的は、立ち小便の悪習慣はない、しかし、唾を吐く悪習があります。特に中国南方と内陸地方では、唾をはき悪習は、かなり酷い。その原因は、大陸気候の乾燥や、香辛料の使いすぎか、唐辛子の食べ過ぎか。タバコの普及率が高いか、ティッシュを使う習慣もないし、色んな原因があります。この悪習は、現在の中国人はすでに認識していて、どこの町でも、止めるようスローガン(”不準随地吐痰”)があります。




中国社会では、先輩後輩の呼び方はない 

 日本の学校では、会社や倶楽部活動で、「先輩」「後輩」の言葉が、あちらこちらで聞こえます。中国語の「先輩」の意味は”すでに死去した祖先の一代”です。「後輩」の意味は”自分の子孫の一代”です。日本語の中で、先輩後輩の同じ意味の中国語は、大陸では、”老同学、老同事、新同学、新同事”。台湾では"学長、学弟、学姐、学妹"などの呼び名があります。



日中文化交流
情報更新は2001年3月10日



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