日中翻訳コンテスト 2023年9月
『細雪』是谷崎潤一郎50rk時期的長編小説。以1936年(昭和11年)秋到1941年(昭和16年)春期間大阪妻子旧家為舞台、描寫當時阪神地區的中流上層的摩登女性四姉妹的日常生活中的悲喜的作品。故事中本家女主人的大姐鶴子, 分家女主人的二姐幸子以作者之妻為模特爾。三姐雪子,四妹妙子。圍繞雪子和妙子提親,拒婚,以及幸子的婚姻生活, 展開故事, 故事從戰前開始描述,途中中斷,直到戰後的1948年才最終完成。故事被搬上舞台,並多次被拍攝成電影。本サロンは2023年1月から12月まで12回分けて『細雪』の弟一部の全部および弟二部の一部分を翻訳コンテストを採用させて頂きます。
『谷崎潤一郎 細雪―9』: 幸子も最初、井谷がいつもの急き込むような早口でしゃべるのを聞いていると、随分この人はと思うところもあったけれども、段々聞いて行くうちに、男勝りの親分肌な気象から好意で云ってくれていることがよく分るし、それに何よりも、理路整然と、打ち込む隙もなく話しかけて来られるので、ぐっと俯伏せに取って抑えられてしまった感じがした。
そして、では早速本家の方とも相談をし、又此方でもその人の身元を調べるだけは調べさせて戴いてと、その時はそう云って別れたのであった。幸子の直ぐ下の妹の雪子が、いつの間にか婚期を逸してもう卅歳にもなっていることについては、深い訳がありそうに疑う人もあるのだけれども、実際はこれと云うほどの理由はない。ただ一番大きな原因を云えば、本家の姉の鶴子にしても、幸子にしても、又本人の雪子にしても、晩年の父の豪奢な生活、蒔岡と云う旧い家名、―――要するに御大家であった昔の格式に囚われていて、その家名にふさわしい婚家先を望む結果、初めのうちは降る程あった縁談を、どれも物足りないような気がして断り断りしたものだから、次第に世間が愛憎をつかして話を持って行く者もなくなり、その間に家運が一層衰えて行くと云う状態になった。(511)
2023年8月の日中翻訳優秀答案当選者7名: ★小林里香 和島千恵子 兼宗遥 田村美恵子 周静芳 江川美帆 常盤理恵子 努力翻訳者: 劉晋安 上村卓弥 田上さとこ 趙宗成 劉佳辰,
『谷崎潤一郎 細雪―9』: 开始时幸子听着井谷女士用平时像打机关枪那样毫不停顿说话的口吻觉得此人意想不到相当自以为是,但听着听着,一种巾帼英雄般助人为乐的头领气质给人留下好感。她说话最大的特点是思路明晰,天衣无缝,就像把对方打倒匍伏在地动弹不得似地心服口服。话说回来。尽快和本家人商量商量。这边也调查一下对方的身世。说完后两人分了手。幸子下面的妹妹雪子不知不觉也年过三十还没有婆家。对此心存怀疑的人自然有,不过其实什么理由也没有。最大的理由只是,大姐鹤子呀,二姐幸子呀,再加上本人雪子,再加上晚年父亲的奢华生活方式,还有蒔岡家的名分 ――― 这一切形成了名人大家族古来的家庭囚笼,不得不挑选和这样的家族匹配的婆家,, 开始时提亲的人接踵而至,不过不管怎么样也无法满足条件而拒绝了又拒绝。最后,遭到舆论的蔑视,没人来提亲了。就在这个期间,家庭的运命愈加败落。 (翻译:小林里香:)
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